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協会の見解


アッサラームアライクム

 当協会は宗教法人の立場から、複雑な国際政治問題については関与しないのが基本方針です。しかしながら、イラクに対する武力介入に 関しては、人命の尊さと平和の 重要さを教えるイスラームに照らして、 1日も早く終了するよう願ってやみません。 私たちは、無辜の民が 犠牲にならないように、かつ一日も早く平和が訪れますよう万 能の神・ アッラーに祈りを捧げます。祈りは信仰する者のもっとも重要な義務です。

宗教法人 日本ムスリム協会会長 樋口美作



アッサラームアライクム

 今回、アメリカの心臓部で発生した同時多発テロ事件は、イスラム過激派によるものと想定されているため、それ以来協会には多くのマスメディアからの取材協力依頼があります。

 協会として、それにどう対応すべきか、9月24日に役員と関係者が集まって意見交換をしました。そして次のような意見統一がありましたのでお知らせします。



 現時点で協会として特に声明を発表することはしないが、今回のテロリストの行動は、善良な一般市民の多くの生命を奪う非人間的な行動であり、人類の平安を願うイスラームに反するものである。又平和を愛す多くのムスリムの心を傷つけるものである。

 協会としては、この事件が今後どのように推移するにしても、ムスリムは人命の尊厳を説く聖クルアーンの5章32節(*)の教えを守り、イスラームはテロリズムを受容する宗教ではないことを誠意をもって説明していく。



 皆様におかれましても、イスラームは平和を説き、人命を重んずる素晴らしい教えであることを誇りとして、隣人に説明してください。またこの機会に、ますます敬神の念を厚くもたれると共に、いたずらに心ないものを刺激することは避けられるよう希望します。

 なお万が一、不当の行為があったり、また予見される場合は、直ちに当協会に詳細なご連絡をくださるようお願いします。



 以上、去る24日緊急にご参集くださった理事及び関係者各位のご意見を要約してお知らせいたします。会員各位にアッラーのご加護のあらんことをお祈りいたします。

宗教法人 日本ムスリム協会会長 樋口美作



「…人を殺した者,地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は,全人類を殺したのと同じである。人の生命を救う者は,全人類の生命を救ったのと同じである(と定めた)。…」
〔聖クルアーン第5章第32節〕


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